お肌のターンオーバー周期はどれくらいでしょうか?
この記事ではよく耳にする肌のターンオーバー周期の計算方法について説明します。
目次
ターンオーバー周期の計算方法は?
お肌のターンオーバーの周期は、年齢によって大まかに以下の式で求められます。
肌のターンオーバーの周期 = 実年齢×1.5(〜2)
正確に言うとその人の食生活や生活環境などによって個人差はありますが、ざっというとこんな感じです。
- 20代:28日前後
- 30代:40日前後
- 40代:55日前後
- 50代:75日前後
- 60代:100日前後
ターンオーバー周期と年齢はやはり密接に関係しているのです。

年齢以外で周期速度を見分ける方法
一方で、ターンオーバー周期のスピードは、年齢以外の方法でもおおざっぱに見分けることができます。
ターンオーバーが早い人と遅い人の特徴をまとめてみるとこんな感じになります。
ターンオーバーが早い人 | ターンオーバーが遅い人 |
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あなたの肌質が、上の表のどれに当てはまっているか確認してみて下さい。
ターンオーバー周期は、早ければ早いほどいいというわけではありません。
実年齢から計算されたターンオーバー周期と比べて、早すぎず遅すぎずが健康な肌状態と言えます。
ターンオーバーとは?
そもそもの「ターンオーバー」とは「入れ替わる」という意味です。
美容の分野でいうターンオーバーは、特に表皮の生まれ変わりのことを指します。
表皮細胞がお肌の奥・基底層のところで新しく生まれ、約28日間かけて角化して角質細胞になり、最後は垢(あか)として剥がれていく。
この一連のサイクルのことをターンオーバーと呼ぶのです。
ターンオーバーによって表皮細胞は元に戻る
ターンオーバーによって、表皮細胞は一定の周期で絶えず入れ替わっています。
このため、表皮にできた傷は痕が残らずに治るというわけです。

ターンオーバーで入れ替わらない真皮がシミの原因に
もし表皮を越えて真皮まで傷がついてしまった場合、真皮はターンオーバーしていないので、傷が残ってしまします。
また紫外線でお肌にメラニン色素ができてしまったとしても、表皮細胞までで止まっていればターンオーバー周期の1ヶ月程度で排出されて、日焼けした色はまた元に戻ります。
しかし真皮までメラニン色素が及んでしまうと、日焼けダメージはずっと残ることなります。これがシミになるのです。